自分のWebサイトを検索結果の中で上位表示されるよう行う、SEO対策。検索結果が2ページ目に表示されている状態では、訪問される確率は1、2%前後と言われています。
本格的にSEO対策をはじめた方の中には、“アルゴリズム”という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。SEO対策においては、アルゴリズム(特にGoogle検索アルゴリズム)をきちんと理解し対応することで、より一層の効果が期待できます。
今回はそんなSEO対策におけるアルゴリズムの基本についてご紹介していきます。
アルゴリズムとは?
まずはそもそも、「アルゴリズム」という言葉についておさえておきましょう。アルゴリズムという単語は何となく聞いたことがあるけれど、きちんと意味は理解できていないという方もいるかもしれません。
アルゴリズムとは、GoogleやYahooなどの検索エンジンがWebページを検索結果に表示する際、数あるページを順位づけするための計算式(プログラム)のことです。
このアルゴリズムがあることで、より良質で見る価値のあるサイトを表示できるようになったり、逆に悪質なページなどが検索トップに表示されないようになります。
検索したユーザーがより有益な情報を得られるように働いているのがこのアルゴリズムであり、Webサイトの運営側はこのアルゴリズムに則ったサイト作りを行うことでSEO対策にもなるのです。
アルゴリズムの内容は公表されていない
検索エンジンのアルゴリズムの計算式や条件が分かっていて、全てをクリアできたらSEO対策としてはバッチリ!と言いたいところですが、実はこのアルゴリズムはどこの検索エンジンのものも詳細は公表されていません。不正が起こることを防ぐためです。
ではこれまでの傾向から条件を推測できるのでは?と思われますが、このアルゴリズムは私達が思うよりもはるかに多い要素で計算されているため、はっきりとした条件を見つけ出すことは困難であると言われています。
さらに、アルゴリズムは度々アップデートされています。大規模なアップデートの際には告知がある場合もありますが、細かなアップデートは年に数百回も行われているとも言われています。ユーザーはいつアルゴリズムのアップデートがあったのかや、自身のサイトの順位の変化がアルゴリズムによるものかどうかすら確認できません。
アルゴリズム対策はどうすればいい?
では、私たちはどのようにアルゴリズム対策をしていけばよいのでしょうか。
代表的な大型検索エンジンのひとつである、Googleを例に説明していきます。
結論から言うと、「Googleユーザーのためのサイト作りをする」ことが重要です。アルゴリズムの詳細は公表されていませんが、Googleがどのような方針で運営をしているかという「Googleガイドライン」が公表されています。
その中には、下記のような内容などが記載されています。
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。(以下略)
※Googleガイドラインより抜粋
また、下記のような禁止行為についてもいくつも設けられています。
- コンテンツの自動再生
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったくなく存在しないページの作成
- 隠しテキストや隠しリンク
- 悪意のある動作を伴うページの作成
※Googleガイドラインより抜粋
こうしたGoogleガイドラインはすべて、「ユーザーがGoogleを使いやすくするため」に作られています。そして、これらのガイドラインに違反するサイト=質の低いサイトと検索エンジンに認識されてしまい、検索結果の順位にも反映されてしまいます。
まとめ
大前提として、検索エンジンのためのサイト作りをするのではなく、Googleで検索しているユーザーにとっていかに有益なサイトを作るか、安全で見やすいサイトを作るかということが結果として一番のアルゴリズム対策となります。
アルゴリズムも常に変化していっていることを考えると、サイトも定期的に見直したり、何が検索されているかなどの情報にも敏感でいることが、SEO対策自体にも繋がっていくのです。
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