SearchEngineJournalで掲載されていた、「コンテンツ作成者の専門知識がGoogleのアルゴリズムにとって重要であるかどうか」という質問にGoogleのJohnMuellerが回答した内容が今後のWebサイト運用において大変参考になる内容でした。
E-A-Tの重要性
現在のGoogleアルゴリズムにおいては、E-A-T(専門知識、権威性、信頼性)がSEO対策において重要であるとGoogleガイドライン上にも掲載されています。
そのため、Webサイト運用をしている中で、「実際に記事を書いている、コンテンツ作成者自身の専門性も問われているのだろうか」という点が疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
今回GoogleのJohnMuellerが言及した内容には、その疑問へのヒントがありました。
JohnMuellerが回答した内容について
JohnMueller氏は、このように回答をしています。
“I would assume that there is some indirect kind of work done to try to do similar things, yes. I mean, we put this in the guidelines so that we can kind of guide the quality testers to double check these things and if we think that it’s something important then I would assume that folks on the …search quality side also work to try to understand that in a more algorithmic way.”
E-A-T is Not an Algorithm Score John next cautioned against thinking about E-A-T as a ranking factor or a metric.
Mueller continued:
“But I wouldn’t see like there’s like an E-A-T score and you have to get “5” or something like that on it.”
https://www.searchenginejournal.com/is-author-expertise-important-to-googles-algorithm/438893/
E-A-Tがアルゴリズムスコアではないこと、E-A-Tをランキング要因や指標として考えないように言及しています。
専門知識、権威性、信頼性は重要ではあるものの、それが明確な数値化をしているわけではないようです。
さらにJohnMueller氏は、このように続けています。
“It’s more kind of like trying to understand the context of the content on the web.
And that’s a very… fuzzy area.”
ウェブ上のコンテンツの文脈を理解しようとすることです。 それは、とても曖昧な領域です
https://www.searchenginejournal.com/is-author-expertise-important-to-googles-algorithm/438893/
結局のところ、「専門性を決めるのは何か」という質問に対しては、明確な回答はありませんでした。
ただ、曖昧な回答ではあるものの、記事を書いているコンテンツ作成者自身の専門性がなければ必ず評価が下がる、とも述べられてはいません。
もちろん掲載するコンテンツの内容に対して、それに関する資格を持っていたり、その業務に長年携わっているということがあることは大きな強みになるでしょう。
ただ、そうした専門性がない場合にも、コンテンツの質を高めたり、根拠となる権威性のある引用をするなど、工夫できることはいろいろとありそうな印象を受けました。